今週のFX市場の見どころ(2020年8月3日〜8月7日)- OANDA(オアンダ)


先週の通貨の強弱


先週の通貨の強弱を見ると、ポンドの強さが目立つほか、ユーロが比較的強い推移となったのに対し、米ドル、カナダドル、NZドルなどが弱い推移となりました。一方で円は対米ドルを中心に比較的強い推移が続いていましたが、週末に失速する動きとなりました。

【通貨の強弱チャート(MT5版)】

【通貨別強弱グラフ(騰落率)】


今週の注目材料


新型コロナウイルス関連(感染拡大状況・ワクチン開発等)

世界的に新型コロナウイルスの感染拡大に歯止めがかからず、景気減速を懸念する声が強く、市場ではリスク回避色が多少強まる場面もあるものの、ワクチン開発等への期待感、各国政府の政策への期待感、中央銀行の強力な金融緩和の影響などもあり、今のところ、以前のような大きな混乱に陥ることもなく、比較的落ち着いた状況が続いています。

ただし、今後の状況次第では、市場の反応も変わる可能性があるため、感染者数の拡大状況やワクチンの開発状況、各国政府の政策等の最新の報道、それに対する相場の反応の変化には注目したいです。

米国経済指標、BOE金融政策委員会

今週は米国で金曜日の雇用統計のほか、ISM景況指数の発表が予定されています。雇用統計は先行する新規失業保険申請件数等の結果を見ると、あまり期待できないかもしれません。昨今の相場は経済指標の影響は限定的となることも多いため、あまり神経質にならないでもよいのかもしれませんが、発表前後は不安定な推移となる可能性も考えられるため、注意したいです。

また、新型コロナウイルスの感染者数の増加に歯止めがかからない状況において、先行性のあるISM景況指数が底堅さを見せることができるかにも注目したいところです。

BOE金融政策委員会は今回の会合では金融政策の据え置きの可能性が高いと考えられていますが、追加緩和観測が強まるようであれば、ポンドの上値圧迫材料となりそうです。いずれにせよ、発表前後はポンドを中心に不安定な推移となる可能性もあるため、注意が必要です。


主要通貨の対ドルでの動き


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USDJPY

先週末のドル円は上値の重い推移が続き、104.20付近まで下押しする動きとなりましたが、本邦要人の牽制コメントなどもあり、週末には大きな反発となりました。

OANDAのオープンポジションを見ると、週末の反発により、含み損を抱えた売りポジションが増えており、下がったところではやれやれ買い、高値を切り上げる動きとる場合は損切りの買いが増え、底堅い状態が続く可能性が考えられます。

ただし、依然として買いポジションの比率が高い状態が続いており、反発したところでは利益確定の売りが増え、上値を圧迫する可能性も考えられそうです。

オープンオーダーを見ても上は売りが厚く、上値が重くなりそうな気配となっています。

先週末は大きな反発となりましたが、今週のドル円は、まずはこの反発がどの程度まで続くのか、再度下値を探る動きとなった場合は、安値を切り下げることができるか等で、下落基調継続の可能性を探っていきたいです。

EURUSD

先週のユーロドルは底堅い推移が続き、一時1.19台に乗せる水準まで上昇となりました。ただし、週末には高値更新後、大きく値を下げる動きとなっており、上値詰まり感が出てきたようにも見え、今週は調整売りにも注意が必要となりそうです。

OANDAのオープンポジションを見ると、上昇基調が続いたことにより、売りポジション比率が高い状況ですが、直近では含み損を抱えた買いポジションが増えており、下押しが続くとこれらのポジションの損切りの売りが増える可能性に注意が必要です。

オープンオーダーを見ると、下は買いが厚く、底堅そうではありますが、現水準の少し下には売りオーダーも厚く、もう一段の下押し余地が残されているように見えます。

今週のユーロドルは、下押しがどの程度となるのか、再度高値を切り上げることができるか等に注目しながら、上昇基調継続の可能性を探っていきたいところです。

GBPUSD

先週のポンドドルは上昇基調が続き、過去にもレジスタンス水準となった1.32に迫る水準まで上昇となりました。

週末にようやく上昇に一服感が出てきており、今週序盤は調整売りにも注意が必要な状況と考えられそうです。

OANDAのオープンポジションを見ると、上昇基調により、含み損を抱えた売りポジションが多く、下押しした水準では、安堵の買い戻し、高値を切り上げる動きとなると、損切りの買いが増える可能性に注意が必要となり、底堅い状況が続く可能性を見出すことができます。

一方で週末の伸び悩みで含み損を抱えた買いポジションも増えており、下押しが強まるとこれらのポジションの損切りの売りが増える可能性にも注意が必要な状況と考えられそうです。

今週のポンドドルは、仮に下押しが強まるとしたら、どの程度の水準まで下押すか、高値を探る動きとなった場合はしっかりと1.32台に乗せることができるか等に注目し、上昇基調継続の可能性を探っていきたいです。

また、今週はBOEの金融政策委員会の発表が予定されており、発表前後は不安定な推移となる可能性があるため、注意が必要です。

AUDUSD

先週の豪ドルは比較的底堅い推移となりましたが、週末にかけては失速し、伸び悩む動きとなっています。

OANDAのオープンポジションを見ると、上昇基調が続いていることもあり、含み損を抱えた売りポジションが多いですが、直近の伸び悩みでストレスを抱えた買いポジションも多く、安値を切り下げる動きとなると、損切りの売りが増えそうな気配となっています。

オープンオーダーを見ると、現在の水準の少し下に逆指値の売りが多く、安値を切り下げると、これらを絡めた下落に注意が必要な状況と考えられ、下値を探る動きとなった場合は注意が必要となりそうです。

今のところ上昇基調が続いている豪ドルですが、今週は高値を更新できるか、直近のサポート水準や安値を結んだライン等を守れるかなどに注目し、上昇基調継続の可能性を探っていきたいところです。


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