今週の見どころ(2017年12月11日〜12月15日)


先週の通貨の強弱


先週は大きな方向感は出なかったが、米国の税制改革法案に進展が見られたほか債務上限に対してのつなぎ法案が可決されたことなどで相対的にドルが底堅さを見せたほか、EU離脱交渉の進展期待によりポンドも強い推移となった。

トランプ大統領がエルサレムをイスラエルの首都として認めるとの報道が市場リスクを高め円が買われる動きとなる場面もみられたが、長続きはしなかった。

ユーロはドイツの連立協議への期待感は買い材料となったものの、強いドル、ポンドに押されの悩む動きとなった。

豪ドルはGDPが市場予想を下回ったことや中国の景気減速懸念が重しとなり下値を探る動きとなった。


今週の注目材料


米国FOMC

今週は米国でFOMCが予定されている。今回の会合では0.25%の利上げが予想されており、市場ではすでに織り込まれてるため、利上げを材料にしたドル買いは限定的と考えられる。また、議長の記者会見はイエレン議長の最後の記者会見となるため、無難な内容となり材料にはなりにくいかもしれない。

よって市場の注目はメンバーの金利予想に集まる。大きな変化はないとは思うが今後の利上げペースが鈍化しているようであればドルの上値を圧迫する材料となる。

米国経済指標

今週は米国消費者物価指数、小売売上高などの経済指標が発表される。消費者物価指数が冴えない結果となってしまうと来年以降の利上げペースの鈍化が意識されドル売りの材料となる。

ECB理事会

今回のECB理事会は資産購入の減額を決めたばかりということもあり、金融政策の変更は行われないと考えられ、市場の注目はドラギ総裁の会見、ECBスタッフの見通しに集まる。物価見通しを引き上げるようであれば、緩和縮小が意識されユーロの下支え材料となりそうである。

BOE金融政策委員会、英国消費者物価指数、雇用統計

今週はイングランド銀行(BOE)の金融政策委員会も予定されている。前回利上げを行ったばかりということで今回は利上げの可能性は少ないと考えられるが利上げ賛成票の数により発表直後にポンドが大きく動く可能性があるため注意したい。

消費者物価指数はEU離脱の国民投票後から1年以上が経過しポンド安の影響が薄れ伸び悩む可能性も考えられる。英国雇用統計では賃金の上昇率に注目が集まる。賃金の上昇率が鈍いようであればやはり利上げ観測は後退しポンドの売り材料となる。いずれも発表直後は結果にポンドが過敏に反応することが想定される。


主要通貨の対ドルでの動き


USDJPY

先週のドル円は序盤に下押す動きとなったが、112円付近がサポートなり反発。揉み合いを上抜け113円台を回復する動きとなった。

MACDを見るとMACDが0付近まで上昇しており、上昇基調が強まっているのが確認できるほか、RSIは50をしっかりと上抜ける動きとなっており、上昇基調が続きレジスタンスとなっている114.50を試しにいくというシナリオも考えられそうである。

OANDAのポジションを見ると売りポジションに傾いており、含み損を抱えた売りポジションが目立つ状況であるため、さらに高値を追う動きとなるとストップ買いが上昇を後押ししそうな気配となっている。

EURUSD

先週のユーロドルは上値の重い推移となり1.18を割り込む動きとなった。先週末は下に長めなヒゲを残す足となっており、下げ止まり感が出てきてはいるが、11月からの上昇基調は崩れた状態と考えられそうである。

OANDAのポジションを見ると引き続き売りポジションに傾いているが以前に比べると傾きは少なくなっており、直近では含み損を抱えた買いポジションが目立つ状況となっているため、戻ってきたところではやれやれ売り、再度下値を探る動きとなった場合にはストップ売りが下値を探る動きを後押しすることが想定される。

GBPUSD

先週のポンドドルは調整売りに押され下値を探る動きが続いたものの、レジスタンスとなっていた1.334付近がサポートとなり、底の硬さも見せる動きとなった。ただし、先週末は高値を更新した後に前日の上昇分を吐き出すような動きとなっており、今週も上値が重くなる可能性を示していることには注意したい。

OANDAのポジションを見ると偏りは少ないが直近では含み損を抱えた買いポジションが目立つ状況となっており、下がったところではストップ売りが下落を後押ししそうな気配となっている。

AUDUSD

豪ドルは前週下げ止まるような動きとなり、序盤には高値を探る動きとなったもののすぐに押し戻される動きとなり、安値を結んだラインを割り込む動きとなり下落が勢いづく展開となった。

OANDAのポジションを見ると買いポジションに傾いており、含み損を抱えた買いポジションが目立つ状態となっており、下値を探る動きとなった場合にはストップ売りが下落を後押ししそうな気配となっている。


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