本日の見通し(11月29日)

昨日は日経平均の下落に伴い、ドル円も一目均衡表の日足の転換線(111.224)付近111.356まで下落するが、その後は反転。ドル円が反転した理由としては銀行株を中心とした買いが日経平均の下落幅を縮小させたことが挙げられる。その後海外時間に入ると、米10年債利回りがじりじりと上昇し、ドル円は112円台後半まで戻すが、米金利・米株が上値重く反転すると、ドル円は再び反落し112.00近辺まで売り込まれた。引き続き連動性が 高いことが裏付けられる。

本日は昨日と同様に月末絡みの需給フローが相場を左右させそうだ。為替だけではなく日経平均自体でも月末のリバランスのフローが市場に出ているため、月初からの日経の上昇から鑑みると、利益確定の売りが月末日にかけて出てくる可能性は高そうだ。そうなると必然的にドル円の上値を抑えられる展開を予想せざるを得なくなってしまう。もちろん為替も輸出入のフローが出ているため、為替市場は乱高下しやすい日柄でもある。

材料としてはOPEC総会が挙げられる。明日の総会を控えて、イランとイラクは依然減産に難色しめしているという報道もあり、期待と思惑で原油は右往左往しそうである。現状原油自体は堅調に推移しており、満額回答ではなくとも市場の期待には応えるではないかと市場は予測している。今回のOPEC総会に対する期待で10月には原油は50ドルを超えたこともあり、明日のOPEC総会の結果は非常に重要視される。もし今回減産合意に至らなかった場合、リスク回避の材料の一つとされ、株売り、クロス円の売りにつながる可能性も否めない。日柄で考えてもちょうど明日の月末日フローや利益確定の売りに、そのリスク回避の動きに拍車をかけるきっかけにもなる。また今週金曜日にアメリカは非農業部門雇用者数変化(NFP)を発表する。指標発表前にポジション調整の動きも予想されるため、やはり日柄的にも明日のOPEC総会の結果には留意が必要であろう。

テクニカル分析で見ると、ドル円のサポートレベルは一目均衡表の日足の転換線111.224であろう。そこを下抜けすれば、短期的にはベアサイン点灯で売りが出やすいチャートとなっている。また111.391(200時間移動平均線)、111.356(昨日の安値)とこの付近にはサポートレベルがいくつかあり、111.20-40ゾーンが下抜けするかどうかが今日の鍵となろう。基本は月末絡みのフロー中心の相場でありつつ、ドル高のポジション調整、その後のドルの押し目買いのタイミングはどこなのかを模索する展開となろう。

USDJPYチャート(時間足)

29Nov usdjpy

昨日は一目均衡表の時間足の雲を大統領選挙後初めて下抜けした。現状切り上がってきた200時間移動平均線が111.30台でサポートレベルとしてある。OANDAのオーダー状況も昨日の安値111.356付近から下に損切りの売りオーダー(オレンジ色の部分)が目立ち始めている。基本下値は買い調(青色)ではあるものの、チャートで見ると111.20-40下抜けした場合はドル高の調整(ドル円売り)が出やすい形となっている。

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鈴木 貴啓

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