通貨先物の動向から、ドル円の次のブレイクポイントを探る


レンジ推移が続くドル円


ドル円は8月終盤から118.06から121.75くらいまでの狭いレンジ内での推移が続ています。このレンジを抜ける動きとなると抜けた方向へ大きく動きそうな気配が漂っています。では実際にどの水準を超えたら勢いづくのかを通貨先物の取引状況から今回は探ってみたいと思います。


通貨先物のポジションは現在、若干円売りに傾く


下のグラフでは投機筋の通貨先物のポジション状況を示しています(青い棒グラフがネットのポジション量、黄色線はドル円の推移)。現在、売りと買いのポジションが均衡した後、直近の底堅い動きを見て、トレンドフォロー型の円売りのポジションが増えてきています。

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通貨先物プレイヤーは円ドルで値動きを見ています


以前にもご紹介しましたが、通貨先物市場では円先物という商品で値がついているため、
100JPY=0.82(ドル円のレートでは121.95くらい)
というプライスで扱われています。

プライスの表示が違うため、ドル円の120.00のように心理的節目となる切りのよい数字も、通貨先物の世界で違う数字となっており、下のドル円のチャートで見ると117.64(0.85、赤線)、119.04(0.84、黄線)、120.48(083、青線)、121.95(0.81、緑線)などが切りの良い数字となり、ドル円とは少し違ったところが節目となっています。下のチャートを見ると0.83となる黄線付近でサポートとなるような動きとなるなど、注目しておいても損はないと考えられます。

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0.82を割り込むとドル円上昇強まる可能性あり


通貨先物のプレイヤーは以下のようなチャートを見ています。現在0.82-0.85付近でのレンジ推移が続いている状態となっています。通貨先物のプレイヤーはテクニカル中心で特にトレンドフォロー型のトレードが多いと言われており、レンジを下抜けるとポジションが円売りに大きく傾きそうな状態となっています。0.82はドル円では121.95付近と節目の122付近と重なります。この水準は昨年末から今年5月まで上値を抑え続け5月末にブレイクし急騰したのは記憶に新しいと思います。今回もこの水準付近で上値を圧迫される動きが8月から続いており、今後、この水準を突破すると、今年の5月末に見せたような急騰劇がまた見られるかもしれません。
JPYUSD

(通貨先物の円先物の日足チャート 出所:CMEグループ)

 

This article is for general information purposes only. It is not investment advice or a solution to buy or sell securities. Opinions are the authors; not necessarily that of OANDA Corporation or any of its affiliates, subsidiaries, officers or directors. Leveraged trading is high risk and not suitable for all. You could lose all of your deposited funds.

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佐藤 甲
OANDAJapan㈱チーフストラテジスト。NY時間を中心にディーリング業務を担当し、2012年より現職。ファンダメンタル、テクニカル、時にはシックスセンスを駆使し相場を斬る。夢と希望と情熱あふれる熱血相場師!風貌はラテン系だが、異性には奥手。彼女募集中。 日本テクニカルアナリスト協会認定テクニカルアナリスト
佐藤 甲

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